2013年01月24日

若年性認知症

若年性認知症。


 進行が早い

 家族が受け入れられない

 「なんでそんなこともできないの?」


ほぼ毎日当社のヘルパーが入って、生活のお世話をさせていただいている
50代の女性がいます。

最初の医師の診断では「大脳皮質基底核変性症」と病名をつけられましたが、
現在、若年性認知症にパーキンソン病やその他いろんな病気が
入り混じり、一つの病名として診断することができない状態です。

頭が良い方なので、かなり高い知識もあり、
普通に会話をしている段階では、若い知的なおばさんに
見られると思います。

ただ、「認知能力」や「記憶力」が極度に劣るので、
今までできていた簡単な動作・作業ができなくなってしまったり
大切なことをすぐに忘れてしまって大変な事態を招いたり、

生活能力を格段に引き下げますので、
普段の生活に大量のリスクが存在します。

最近特にレベルダウンが激しく、今後独居生活ができていくか
心配の渦が巻き起こっていますが、


一番の問題はご家族。

こういう方が在宅で生活していくために、
そして、病気を抱えながら最高の人生を歩むために
どうしても家族の理解と協力が必要になります。


その一番根本にある要素が、


受け入れる


ということです。
病気を知って受け入れること、
そしてその病気にかかっている本人を受け入れること。

ご本人は「これまでできていたこと」がだんだんできなくなっていく不安や恐怖に
大なり小なり犯されています。
ご本人自身も受け入れることが困難であるため、
ご家族や周りの者の支援の質がその人の生活(人生)にかなり大きな影響を与えます。

「できない事実」を嘆くのではなく、できないことを誰かに手伝って
もらわなければならないという現実を受け入れなければならない。

そしてその上で、フォーマル・インフォーマルともに、
支援する仲間のネットワークを作っていくことが必要です。

その中核的存在がケアマネージャーですが、
「家族の価値観」がネットワーク構築にいい意味でも悪い意味でも
大きな影響を与えることを身をもって感じています。


今後ますます発症する方が増えていくことが予想される若年性認知症。
高齢の方の認知症とは違う要素が多々ある中、医療・介護ともに、
ご本人、ご家族を支える社会資源がますます要求されていくと思う。




この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/ikoi_news/23100868