2016年01月30日

good night !! 549

こんばんは。

「記憶力」を高めることも大切ですが、「忘却力」を高めることも大切です。

自分ではどうすることもできない嫌なことはなるべく早く忘れてしまう能力です。

認知症の方がすぐ忘れてしまうことを「能力」だと捉える研究に入ります。

すぐ忘れてしまうから嫌なことも忘れてしまってある意味幸せなのですが、

本人はとっても不安な中で生活しています。

Aという記憶があり、その後Bという出来事が起こった場合、

Bという出来事そのものを忘れてしまいますので、

Aの世界の中で、Bという出来事が起こった後の現実を見ます。

そして認知症状が強くなればなるほど、Aという記憶がどんどん昔にさかのぼります。

だから子供の時の記憶は鮮明に覚えているのに、

最近のことは全く覚えていない状態です。

いろんな認知症の症状がありますので、一概には言えませんが、

不安だらけでしょう。

でも忘れることができるんだから幸せじゃあんとも思うのです。


認知症を予防するとともに、認知症になっても幸せでいられる環境を

作っていくことがとっても大切です。

「忘れること」は不安要素を作ってしまいますが、反面幸せなことでもある。

「忘却」というものを一つの能力として捉え、幸せな生活を追求します。


それではおやすみなさい。



この記事へのトラックバックURL