2012年06月05日

夜の現場

ある方が今晩、初めていこいの里でショートステイを体験。
いこいの里のショートステイは保険適用外の扱いなので、実費負担になります。
お泊りデイのようなものです。

この方、普段はご主人様と二人で暮らしていますが、今回ご主人様が
一時的に入院されるということで、約一週間のショートの依頼がありました。


しかし、


担当看護師の嫌な予感が的中!

「家に帰りた~い!」と暴れている。


さて、ここから長い時間どうなるか?



毎回ケアマネに警笛を鳴らしているショートステイの利用。

うまく利用すれば家族のレスパイトケアに繋がり、在宅での
生活を継続できる。

が、

初めてショートステイを利用する方は特に、環境の変化に
かなりのダメージを受けます。

慣れた場所や慣れたスタッフに囲まれても、かなり不安定な精神状態になるのに
見知らぬ場所で、見知らぬスタッフに担当される不安の程度は想像を絶します。

ショートステイを受けた利用者が在宅に戻るとADLや精神面でのダメージがあります。
目に見えてわかるため、デイサービスやヘルパーなど力を合わせてショート明けの
変化に対する情報共有に努めています。
また、ケアマネのほうでは、初めてショートステイをケアプランに位置づける場合は
報告書の提出や話し合いを行うことになっています。


家族の負担を上手に減らす



利用者が幸せに在宅生活を続ける


両者のバランスをとるために、ケアプラン作成能力と現場の力、そして
連携プレーが鍵を握ります。



そうこうしている間に少し静かになってきたなあ...
こういう変化が嬉しいようで悲しい!
『吾輩は猫である』のエンディングをみているよう。


さて、


あとは現場の力!!


夜の現場、

本当に大変です。




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