2012年06月21日

人を信頼できない病気

部屋が半端なく汚い(いこいの里10年運営してきて過去最高?)

コミュニケーションが取れない(話が噛み合わない)

そして、

一日に何度も何度も会社に電話がかかってくる


今、ケアマネセンターで一番話題沸騰の新規利用者がいます。


一番の問題は電話。


最近はエスカレートして、明朝4時から2~3分に1回のペースで
ひっきりなしに電話がかかるようになった。


ちょっと異常だと判断してケアマネが動く。
包括支援センターへ相談する前に、まず息子さんとしっかり話をしようと
自宅へ訪問。


「2~3分刻み?1~2分刻みじゃないですか?」

「おふくろは病気なんだからどうしようもないでしょ」

「何を言ったってダメですよ!」

今に始まったことではないということで、全く問題視していない。
別にいたって普通の息子さん。喋り方はとても丁寧で冷静である。
最初はそんな開き直り方に納得がいかなかったが
話を聞いているうちに、「確かにそうだ!」と思うことがちらほら...


「母親は絶対に人を信じない。信じることができない。」

最後に息子さんから出た言葉。


だから、介護タクシーを予約しても運転手の顔を見るまで
「ちゃんと来てくれるか?」
「8時30分に予約してあるけど大丈夫か!」

物がなくなると、

「大切なものを盗まれた!」

など電話をかけ、受話器を置いたらまたかける、の繰り返し。
こちら側からすれば、なんでこんなことで何回も電話をしてくるの?
と呆れてしまうが、本人からすると理にかなった言動。


異常な電話行為の裏にあったのは、
「人を絶対に信用できない病気(極度の被害妄想)」でした。


そこでヘルパーを入れることを決意。
部屋がとてつもなく汚いけれどなかなか掃除をさせてもらえない状態で
ヘルパーをプランに入れられなかったが、今回を機に息子さんに了承を得て
半ば強制的に行うことになりました。
部屋を片付けながら本人とコミュニケーションを取り、様子を見ます。


会話がなかなか成り立たないので、担当するヘルパーはかなり疲れてしまうけど、
その方の「不安感」をどこまでぬぐい去ることができるか?にかかっています。

がんばってみよう!


長年の人生において、人を信頼できなくなってしまった人を
これまで何人も見てきましたが、本当に不幸な人生です。

そういう方たちを見ていると、
若いうちから、騙されながらも「人を信じる」素晴らしさを経験することが
本当に大切だとつくづく感じます。


かくいう私も、「騙され人生」でしたので、人を心から信じることが苦手なのです。

今からちょっとずつ訓練していかなきゃ!




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